ストキャスティクスは、トレンドの転換や、天底を見極めるためにも使います。
ダイバージェンスが出たら、トレンドが反対方向に行くかもしれないと考え、順張りをストップします。
また、すぐではないですが、転換の可能性を見て逆張りの準備をします。
第7回 「ストキャスティクス」編
『MarketSpeed - 環境設定』画面にて、「テクニカル」のタブを選択してください。 「ノーマルストキャスティクス - %K」の上で左クリックをして選択し、左上の「設定」ボタンをクリックしてください。『MarketSpeed -テクニカル詳細』が表示されます。計算期間の指定は分足1~99本、日足1~99日、週足1~99週、月足1~99月(ヵ月)の範囲で設定してください。「ノーマルストキャスティクス - %D」の変更も同様です。
ストキャスティクスを使った売買タイミングの計り方
売買タイミングの計り方
ストキャスティクスのチャートの例
「ストキャスティクス」は長い上昇トレンドや下降トレンドが発生している時は70%以上や30%以下の売買サインが出ても「ダマシ」が多くなる傾向があります。そこで、自分なりに80%以上や20%以下、90%以上や10%以下まで待つといった確実性を高めることも必要です。
また、別の売買シグナルとして、下記の2つのシグナルも売買判断に用います。
(1)「%K」が「%D」を下から上に突き抜けると「買い」
(2)逆に、「%K」が「%D」を上から下に突き抜けると「売り」
下記のチャートをご覧いただくと、赤丸の部分は「%D」が25%以下で(1)の「%K」が「%D」を下から上に突き抜けた状態で、結果的に「ダマシ」ではなかった部分です。逆に青丸の部分は、「%D」が85%以上で(2)の「%K」が「%D」を上から下に突き抜けた状態で、結果的に「ダマシ」ではなかった部分です。
「ストキャスティクス」は「ダマシ」の多いテクニカル分析手法ですので、自分なりの使い方を見出す必要があります。例えば、先行性があるものの「ダマシ」の例も多い「ノーマルストキャスティクス」だけでなく、「ノーマルストキャスティクス」に比べてシグナルの出現が遅いものの、「ダマシ」が少ない「スローストキャスティクス」を併用して使うなど、この指標だけを見て判断をすることはできる限り避け、他の指標とうまく併用することで、自分なりの売買タイミングを見つけていくことが必要です。また、「ダマシ」であった場合に備えて、ロスカット等の自分なりの投資のルールを作り、それを守っていくことも、投資をおこなっていくうえでは非常に重要であるということも忘れないでください。
【インジケーター・ストキャトティクス】誰も知らない本当の使い方
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ストキャスティクスとは
ちなみにストキャスティクスとは「 推計学的な 」という意味を持つ。推計というのは、ある計算によって推定することを意味する。
ストキャスティクスはどのようにできているのか
ストキャスティクスとは、 一定期間の価格帯の中で現在の価格が相対的にどの水準、またはどの高さに位置してい る かを教えてくれる指標 である。
ストキャスティクス の計算式
もともとのストキャスティクス計算式「マックス岩本公式動画」より
%K (パーセン トケイ) とは、C(終値)から一定期間の最安値(Ln)を引いたものを、一定期間の最高値(Hn)から一定期間の最安値(Ln)を引いた値で割ってその比率を求めたものであり、%D(パーセントディー)は何かというと、%K(パーセントケイ)の単純な移動平均線である。
ストキャスティクス計算式説明の図「マックス岩本講義動画」より
もう一方のラインは、この%Dを平均化した(一定期間の日数で割った)S%D(スローパーセントディー)というものを使う。これをファストストキャスティクスに対して「 スローストキャステイクス 」と呼ぶ。
ストキャスティクスが本当に教えてくれること
ストキャスティクス解説の図「マックス岩本公式動画」より引用
バイナリー オプションで使えるストキャスティクスの特徴や活用方法を徹底解説!
インジケーター
- ストキャスティクスの構成・計算式が理解できる
- ストキャスティクスの弱点・攻略法が理解できる
ストキャスティクス
他のインジケーターと併用した 鉄板エントリーポイント や他ではあまり語られていない バイナリーオプションでの有効な使用方法 について詳細を解説しています。
- 1 ストキャスティクスとは
- 1.1 ストキャスティクスの構成 株価チャートストキャスティクスとは
- 1.2 ストキャスティクスの計算式
- 1.3 2種類のストキャスティクスの使い分けについて
- 2.1 ストキャスティクスの逆行現象を活用する
- 4.1 他のインジケーターとの併用
- 4.2 相場の流れを確認する
ストキャスティクスとは
RSIと同様に、 0%〜100%の間で示されており、値が小さいほど売られすぎを示しており、値が大きいほど買われすぎの状態を示しています。
ストキャスティクスの構成
- ファストストキャスティクス:「%K」と%Kを平均して算出した「%D」という2本のラインで構成
- スローストキャスティクス:「%D」と%Dを平均して算出した「S%D(スロー%D)」という2本のラインで構成
ストキャスティクスの計算式
%K =(直近の終値 – ローソク足X本分の最安値)÷(ローソク足 X 本分の最高値-ローソク足X本分の最安値)
%D =%Kのローソク足 Y 本分の平均値
S%D = %Dのローソク足 Z 本分の平均値
よって、設定項目(パラメーター)は3つで、よく( X 、 Y 、 Z )と表現されます。
一般的には(5,3,3)や(9、3、3)を使うことが多いです。2種類のストキャスティクスの使い分けについて
前述の通り、ストキャスティクスには
「ファストストキャスティクス」と「スローストキャスティクス」の2種類がありますが
特別記載がなければスローストキャスティクスが使われるのが一般的です。ストキャスティクスの使い方
相場の売られすぎ、または買われすぎかどうかを判断し、 相場の反転を見極める逆張り手法に使われることが一般的です。
ストキャスティクスの逆行現象を活用する
しかし、 例外的に価格が上昇してるにもかかわらずストキャスティクスの値が下がっている、価格が下落しているにもかかわらずストキャスティクスの値が上がっているような状態を逆行現象(ダイバージェンス)といいます。
価格が上昇しているにも関わらず、ストキャスティクスが下落しており、その後価格が下落しているのがわかると思います (反発を予測してLOWエントリー)。
ストキャスティクスのBOでの使い方と評価|MT4標準オシレーター
チャートの下に新たなウィンドウが出て表示されます。
ストキャスティクスは、作られた経緯から「スローストキャスティクス」と「ファストストキャスティクス」がありますが、MT4で「シグナル」を出しているのは、ダマシの少ない「スローストキャスティクス」です。入手場所とチャートに表示させる方法
名前 ストキャスティクス(Slow Stochastic Oscillator) 入手場所 MT4に標準装備 英語表記 Stochastic Oscillator(Slow Stochastic Oscillator) 表示させる方法 「ナビゲーター」→「オシレーター」からチャート上にドラッグ 基本パラメータ設定
基本的にはこのようにパラメータ設定しておきます。+%K期間 8 +%D期間 3 スローイング 3 価格欄 Low/High 移動平均の種別 Exponential 下限設定 (チェックする)0 上限設定 (チェックする)100 %K (当日終値-当日を含むn日間における最安値)÷(当日を含むn日間における最高値)x100 株価チャートストキャスティクスとは
%D ÷x100 ストキャスティクスは、最近の高値とか安値の範囲を意識して、「うわ!めっちゃ売られすぎやん」とか一目で見せてくれるていうことです。 売られすぎているなら、HIGH狙いと行きたい所ですよね?
バイナリーオプションでのストキャスティクスの基本的な使い方
ストキャスティクスはMT4では点線と実線の2本のラインで分析します。
点線を「メイン」
実線を「シグナル」と呼びます。
上のほうに「80%」以上の範囲、下のほうに「20%以下」の範囲が示されています。相場の天底で、上がり始めと下がり始めのときに有効です。
・【上】2本とも20%以下の後、2本とも20%の線を越えて上に上がってきたら
・【下】2本とも80%以上の後、2本とも80%の線を下抜けて下に下がってきたらレンジ相場のときだけ有効です。
・【上】2本とも20%以下のとき、シグナルがメインを下から上抜いたら
・【下】2本とも80%以上のとき、シグナルがメインを上から下抜いたら
ストキャスティクスは、トレンドの転換や、天底を見極めるためにも使います。
ダイバージェンスが出たら、トレンドが反対方向に行くかもしれないと考え、順張りをストップします。
また、すぐではないですが、転換の可能性を見て逆張りの準備をします。※図を見ていただくとわかると思います。ダイバージェンスといえばRSIが有名ですが、経験上ストキャスティクスのほうがダマシが少ないです。
オプションタイプ別ストキャスティクス(単独使用)の評価
ストキャスティクスを単独で使用した場合(チャートは表示する)の評価です。10点満点です。海外バイナリーでの評価
短期取引(30秒~5分) 8.0 レンジ内での逆張りに、相当な効力を発揮する 15分取引 7.5 レンジ内の逆張りのほか、ダイバージェンス分析で勝率を上げる 株価チャートストキャスティクスとはスプレッド取引 7.株価チャートストキャスティクスとは 0 レンジ内の逆張りのほか、ダイバージェンス分析ができる 国内バイナリーでの評価
2時間以上のラダー 7.5 売られすぎと買われすぎの判断、GC、DC、ダイバージェンスを使う 2時間以上のレンジ、タッチ 8.0 0%か100%付近にしばらく張り付いた後に、レンジ外やタッチを狙う。 ストキャスティクスと一緒に使いたいテクニカル
一緒に使いたいテクニカル
オシレータ 同じサブウィンドウに重ねずに使うほうが見やすいです。ストキャスティクスの繊細すぎる動きを補うためにトレンドも見られるMACDと一緒に見るのもおすすめです。 トレンド 各MA、一目均衡表などなんでも合わせることができます。おすすめはボリンジャーバンドかエンベロープで、レンジかどうかを判断しながらの逆張りにピッタリです。 ボリューム ストキャスティクスでは、瞬間の相場心理が見えますが、A/Dも見ると、買われすぎ売られすぎも相場過熱によるものかどうかが分かります。 一緒に使うときのコツ
他のテクニカルでも「上」や「下」のシグナルが出ているときを狙えば、より強いです。
A/Dと一緒に見るときは、ストキャスティクスが上下に動いているのに、A/Dは下のほうなら「相場があまり加熱していない」と判断して、あまり大きな動きを期待しないでおくといった使い方ができます。ストキャスティクスをBOに使ったときの総合評価|向いているかどうか
ストキャスティクスは、バイナリーオプションに非常に合ったオシレーターといえます。RSIよりもダマシが少なく、計算式も時代と共に精度を増してきたため、「買われすぎ売られすぎ」をよくシグナルしてくれます。バイナリーオプションに向くオシレーターといえるかどうか
メインのオシレーターとして使えます!特にレンジのときの逆張りと天底判断には強力な武器になる。初心者にも使いやすく覚えやすい。
中、上級者はパラメータ設定を変えてテストしてみるのも有意義で、時間の無駄を防げる。初心者は、まずは逆張り用のオシレーターとして使おう!逆張りトレーダーの味方「ストキャスティクス」を理解して活用する
FX
オシレーター系のインディケーターの中で、逆張りトレーダーに広く利用されているのが、 『ストキャスティクス』 です。
株価チャートストキャスティクスとは 相場の過熱感を知る事の出来る『ストキャスティクス』を使えば、エントリーや利益確定のポイントを判断しやすくなります。
『RSI』 とよく似たインディケーターですが、 『RSI』 と 『ストキャスティクス』 の違いを理解する事で、より自分のスタイルに合ったインジケーターを選ぶことが出来ます。
本記事では『ストキャスティクス』の特徴や見方を詳細に解説していきます。
「ストキャスティクス」とはどんな指標なのか
「ストキャスティクス」とは、アメリカのジョージ・レーン氏によって考案された、 オシレーター系のインディケーター です。
「ストキャスティクス」は、一定期間の高値と安値に対して、今の価格がどの位置にいるかを計算し、線グラフに表したもので、相場の買われすぎや売られすぎを知る事ができる指標です。
- %K・・・今の価格が、一定期間の最高値と最安値の間のどこにいるかを表したライン
- %D・・・%Kの任意の期間の移動平均線
- SD・・・%Dの任意の期間の移動平均線
%Kが基本となり、%K⇒%D⇒SDの順にラインは滑らかになっていきます。
判断方法もRSI同様に、20%~30%以下が売られすぎ、70%~80%以上が買われすぎと判断します。
ファストストキャスティクス
%Kと%Dの2本のラインを表示させたストキャスティクスを指します。(図下段)
スローストキャスティクス
%DとSDの2本のラインを表示させたストキャスティクスを指します。(図上段)
一般的にストキャスティクスと言うと、こちらのスローストキャスティクスを指している事が多いです。
【ストキャスティクスの算出方法】
%K=(直近の終値-期間中の最安値)÷(期間中の最高値ー期間中の最安値)×100
%D=%Kの移動平均
SD=%Dの移動平均
「ストキャスティクス」から何を読み取るか
「ストキャスティクス」のゾーンやラインの動きから は 、相場の売られすぎや買われすぎを読み取る事が出来ます。
そこから、エントリーのタイミング等を計る事が可能になります。
ゾーンから判断する
「ストキャスティクス」では、20%~30%以下が売られすぎ、70%~80%以上が買われすぎと判断します。
【ストキャスティスでの売買ポイント】
20%~30%以下(売られすぎ)・・・買いエントリー
70%~80%以上(買われすぎ)・・・売りエントリー
ラインのクロスから判断する
ゾーンが30%以下で、%Kが%Dを上抜いた地点で『買い』、70%以上で%Kが%Dを下抜けたら『売り』でエントリーします。(図赤丸)
ダイバージェンシーから判断する
ダイバージェンシーとは、逆行現象という意味で、相場は上値を更新しているにも関わらず、ストキャスティクスは上値を更新出来ていないような状態です。
ダイバージェンシーが現れると、売買の圧力が弱り、それまでのトレンドが終焉もしくは転換するかもしれないと考える事が出来ます。
「ストキャスティクス」が強い相場
「ストキャスティクス」は、ボックス相場や持ち合い相場などの時に最大の威力を発揮します。
その為、ストキャスティクスが『買われ過ぎを示したポイントで売り』、もしくは『売られ過ぎを示したポイントで買い』といったような『逆張り』の手法が有効になります。
逆に強いトレンド相場などでは、値が一方向に張り付いてしまい、機能しない事が多くあります。
ストキャスティクスに限った事ではないですが、環境認識で相場の状態をしっかり確認してからインジケーターの数値を活用するかどうかを決めましょう。
トレンド系のインジケーターとの組み合わせ
ストキャスティクスも例外なく、トレンド系の インジケーター との相性が良いです。
環境認識させ的確に出来れば、エントリーや利確も悩まなくて済むようになりますので、たっぷり時間をかけて環境認識を行いましょう。
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