FOMC議事要旨に注目、FOMCは0.75%利上げは折り込み済か?
ラガルドECB総裁は
「7月にまず0.25%利上げする意向を再確認」「 インフレ抑制に必要な場合には、より踏み込んだ行動を取る用意が ある」など発言し、
ECBが検討している債券買い入れプログラムに ついては「ユーロ圏の利回り格差の無秩序な拡大を抑制する」 と表明、市場予想よりもハト派で欧州株価は底堅く推移。
パウエルFRB議長は「米経済は力強い状態にあり、 FRBは堅調な労働市場を維持しながらインフレを2%に戻すこと ができるが、ここ数カ月この任務は難しさを増している」 などと発言、FRBは景気よりも物価を優勢させると受け止められ、FRB による金融引き締め加速が景気悪化を招くとの懸念から米国株価指数は売りが進んだ。
7月の米連邦公開市場委員 会(FOMC)で0.75% の大幅利上げの可能性が意識される一方、日銀は大規模な金融緩和 策を維持するとの見方から、日米金融政策の方向性の違いに着目した円売り・ドル買 いが優勢となり、ドル円は 一時137.00円と1998年 9月以来約24年ぶりの高値を更新 。
米連邦準備理事会(FRB)が重 要視するPCEコアデフレーターも前年比4.7%上昇と前月の4 .9%上昇から減速し、予想の4.8%上昇を下回り米景気の減速懸念が高まると米株は売りが優 勢となり、6月米シカゴPMIが予想を下回ったことも相場の重 しとなり、ダウ平均は一時600ドル近く下落した。
今週の相場見通し
長期(1カ月〜3ヶ月) | 中期(~1ヶ月) | 短期(~1週間) | |
相場全体 | リスクオフ | リスクオフ | リスクオフ |
ドル円 | 底堅い | 底堅い | 上昇 |
ユーロドル | 上値重い | 上値重い | 上値重い |
ポンド円 | レンジ | レンジ | レンジ |
ゴールド | 上昇 | レンジ | 底堅い |
ダウ | レンジ | 上値重い | 下落 |
今週のファンダメンタルズ注目点
7月4日(月曜日)
米国休場(独立記念日)
15:30 CHF スイスCPI(消費者物価指数)
16:00 TRY トルコCPI(消費者物価指数)
23:00 EUR ナーゲル・ドイツ連銀総裁発言
7月5日(火曜日)
00:00 EUR デギントスECB副総裁発言
10:45 CNY 財新サービス業PMI
13:30 AUD RBA理事会・政策金利・声明文発表
16:50 EUR フランス総合・サービス業PMI
16:テクニカル指標で相場を分析 テクニカル指標で相場を分析 55 EUR ドイツ総合・サービス業PMI
17:00 EUR ユーロ圏総合・サービス業PMI
17:30 GBP 英総合・サービス業PMI
18:30 GBP 英中銀(BOE)金融安定報告書公表
19:00 GBP ベイリーBOE総裁発言
7月6日(水曜日)
01:30 GBP テンレイロBOE外部理事発言
16:00 EUR レーンECB専務理事兼主席エコノミスト発言
17:10 GBP ピルBOE主席エコノミスト発言
17:30 GBP テクニカル指標で相場を分析 テクニカル指標で相場を分析 英建設業PMI
22:00 GBP カンリフBOE副総裁発言
22:00 USD ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁発言
22:45 USD 米総合・サービス業PMI
23:00 USD ISM非製造業景況指数
7月7日(木曜日)
03:00 USD FOMC議事要旨
18:45 EUR レーンECB専務理事主席エコノミスト発言
20:00 MXN メキシコCPI(消費者物価指数)
20:30 EUR ECB理事会議事要旨
21:テクニカル指標で相場を分析 15 USD ADP雇用統計
21:30 USD 米貿易収支・失業保険申請件数
21:30 CAD カナダ貿易収支
23:00 CAD カナダIveyPMI
7月8日(金曜日)
00:00 USD 原油在庫量
02:00 USD ウォラーFRB理事発言
02:00 USD ブラード・セントルイス連銀総裁発言
20:55 EUR ラガルドECB総裁発言
21:30 USD NFP雇用統計・失業率・平均時給
21:30 CAD カナダ雇用統計・失業率
7月9日(土曜日)
00:00 USD ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁発言
01:45 EUR ビルロワ・フランス中銀総裁発言
02:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント
10:30 CNY 中国CPI(消費者物価指数)
今週のファンダ分析のポイント
1)金融政策
豪州の政策は? テクニカル指標で相場を分析 テクニカル指標で相場を分析 テクニカル指標で相場を分析
欧米の次回利上げは?
- RBA理事会に注目!
- FOMC議事要旨に注目!
- ECB理事会議事要旨に注目!
5日13:30 RBA理事会
注目度:高い
織り込み度:0.5%利上げを8割、0.25%利上げを2割
バイアス:豪ドルの上値重たい
注目度 | 高い |
織り込み度 | 0.5%利上げを8割、0.25%利上げを2割 |
バイアス | 豪ドルの上値重たい |
ポイント:利上げ幅と声明文
先日のロウRBA総裁の発言で7月RBA理事会の利上げ幅0.5%を否定せず、先週発表された豪小売売上高は予想を上回る結果だったことからも0.5%利上げの可能性が高まっています。
今回の理事会で0.25%の利上げなのか、それとも 0.5%の利上げなのかに注目 です。
また、声明文で今後も強気の利上げを進めていくのか、豪州経済が大丈夫なのかに注目です。
RBAの利上げによって住宅ローンの支払いが経済の重しとなっているとの話もあります。
物価抑制を優先させるのか、住宅ローンなど経済に気を使うのか、声明文の内容に注目です。
7日03:00 FOMC議事要旨
先週のパウエルFRB議長の発言で1.0%利上げを否定しませんでした。
市場では7月FOMCで0.75%利上げを中心に織り込みが進み、0.5%利上げの可能性と1.0%利上げの可能性を探っています。
今週発表のFOMC議事要旨から7月FOMCのヒントが出てこないか注目です。
7日20:30 ECB理事会議事要旨
6月のECB理事会でAPP(資産購入プログラム)を終了し、7月の理事会で利上げを進めることがメインシナリオとなっています。
注目は利上げ幅が0.25%なのか、それとも0.5%なのかです。
議事要旨から7月利上げ幅についてのヒントがないかに注目です。
2)経済指標
- ISM非製造業景況指数に注目!
- 雇用統計に注目!
6日23:00 ISM非製造業景況指数
消費大国の米国で非製造業の景況感がどのくらいの数字が出てくるかで、7月FOMCの利上げ幅に影響があると思います。
底堅い数字が出てくると大幅利上げの可能性が高くなるのではないかと思っています。
ただ、反応としては大幅利上げの可能性が高まれば株安・リスクオフが進む可能性があるので、マーケットの反応にも注目です。
7日21:15 ADP雇用統計
8日21:30 テクニカル指標で相場を分析 NFP雇用統計
NFP雇用統計では雇用者数もですが、 平均時給に注目 です。
ADP雇用統計でも書いたように人件費の高騰が物価高の一因となっていることから、平均時給がどこまで伸びているのかに注目です。
8日21:30 カナダ雇用統計
カナダでは米国に続き利上げを進めています。
雇用状況がしっかりしていることが確認できれば、FRBに続き大幅利上げの可能性が高くなります。
雇用者数がどこまで伸びるかに注目です。
3)リスク要因
- 円安リスクに注目!
- 株安リスクに注目!
- 英政治リスクに注目!
円安リスク
ドル円で一時137円を付けるなど円安が止まりません。
日銀や政府関係者は口先介入していますが反応は限定的です。
株安リスクなどからリスクオフが進み円買いが出てきていますが、 リスクオフが後退する場面があれば再度一気に円安が進む可能性があるので注目 です。
また可能性はかなり低いと思いますが、日銀による政策変更などを匂わせる内容が出てきた場合は一気に円高が進む可能性があるので注意しておきたいと思います。
株安リスク
各中銀が引き締めを進めることで景気後退の可能性が高くなり、世界的に株安が進んでいます。 テクニカル指標で相場を分析
今週も議事要旨や経済指標、要人発言などから大幅利上げの可能性や景気後退懸念につながる内容が出てくると株価の大幅安が進みリスクオフが進む可能性があります。
世界的な株安、世界恐慌が意識されると大きくリスクオフに傾く可能性があるので、世界の株価とVIX指数には注意しておきたいと思います。
英政治リスク
今週は英国で重要指標が少ないことから、政治リスクによってポンドが動くのではないかと思っています。
英国ではEUとの北アイルランド議定書をめぐる対立が問題となっています。
議定書に関するヘッドラインが出てくるとポンド売りが進む可能性があるので注意しておきたいと思います。
また、ジョンソン首相の支持率低下や、スコットランド自治政府の独立を問う住民投票の盛り上がりもリスク要因として注意しておきたいと思います。
今週の通貨毎の分析
スタンス:買い目線
ポイント
・ISM非製造業景況指数
・FOMC議事要旨
・雇用統計
基本は買い目線。
貿易赤字による円安目線は継続。
注意するポイントとしては、 ISM非製造業景況指数やFOMC議事要旨、雇用統計など経済指標の結果に注目 。
予想を下回る結果が出てきた場合は、いったんドル売りが進むのではないかと注目しています。
また、政府や日銀などから口先介入などが出てきた場合は円買いが進む可能性がありますが、トレンドを変えるものではないので押し目のチャンスになると考えています。
ユーロドル
スタンス:売り目線
ポイント
・ECB理事会議事要旨
・雇用統計
スタンス:買い目線(円安要因で買い)
ポイント
・政治リスク
ポンドの方向感に乏しい展開。
ポンド円は円安要因で上昇するのではないか と考えています。
政治リスクとして北アイルランド議定書やスコットランド自治政府の独立住民投票、ボリス・ジョンソン首相の支持率低下などあります。
政治リスクが注目された場合はポンドが売られる可能性があります。
なので、ポンドドル(対ドル)でポンド売りの方が面白いのではないかと考えています。
政治リスクが注目され、リスクオフが進んだ場合はポンド売り・ドル買いが進むのではないかと考えています。
スタンス:買い目線
ポイント:ドル安・株価下落
各国中銀の過度な 引き締め政策により景気後退懸念と株価下落のリスク が出てきています。
リスクオフによる安全資産としてのゴールド需要が高まると考えています。
世界的な株価下落、世界恐慌という言葉がチラホラと聞こえてくることから、大きなリスクオフが進む可能性などからゴールドは底堅く推移し、リスクオフが進んだ場合はゴールドが上昇すると考えています。
✔️リスク要因との相関性
リスクオン相場 → ゴールド売り
リスクオフ相場 → ゴールド買い
「EAはいつか負けるが稼げる」、この結論が出てからEAを導入する為の環境作りに力を入れていました。 ポンドマン やっと環境が整った!! ポンドマンは今までEAを推奨する事は一度もありませんでした。 ✔️なぜ推奨していなかったのか? ✔️推奨して.
FOMC議事要旨に注目、FOMCは0.75%利上げは折り込み済か?
ラガルドECB総裁は
「7月にまず0.25%利上げする意向を再確認」「 インフレ抑制に必要な場合には、より踏み込んだ行動を取る用意が ある」など発言し、
ECBが検討している債券買い入れプログラムに ついては「ユーロ圏の利回り格差の無秩序な拡大を抑制する」 と表明、市場予想よりもハト派で欧州株価は底堅く推移。
パウエルFRB議長は「米経済は力強い状態にあり、 FRBは堅調な労働市場を維持しながらインフレを2%に戻すこと ができるが、ここ数カ月この任務は難しさを増している」 などと発言、FRBは景気よりも物価を優勢させると受け止められ、FRB による金融引き締め加速が景気悪化を招くとの懸念から米国株価指数は売りが進んだ。
7月の米連邦公開市場委員 会(FOMC)で0.75% の大幅利上げの可能性が意識される一方、日銀は大規模な金融緩和 策を維持するとの見方から、日米金融政策の方向性の違いに着目した円売り・ドル買 いが優勢となり、ドル円は 一時137.00円と1998年 9月以来約24年ぶりの高値を更新 。
米連邦準備理事会(FRB)が重 要視するPCEコアデフレーターも前年比4.7%上昇と前月の4 .9%上昇から減速し、予想の4.8%上昇を下回り米景気の減速懸念が高まると米株は売りが優 勢となり、6月米シカゴPMIが予想を下回ったことも相場の重 しとなり、ダウ平均は一時600ドル近く下落した。
今週の相場見通し
長期(1カ月〜3ヶ月) | 中期(~1ヶ月) | テクニカル指標で相場を分析 テクニカル指標で相場を分析短期(~1週間) | |
相場全体 | リスクオフ | リスクオフ | リスクオフ |
ドル円 | 底堅い | 底堅い | 上昇 |
ユーロドル | 上値重い | 上値重い | 上値重い |
ポンド円 | レンジ | レンジ | レンジ |
ゴールド | 上昇 | レンジ | 底堅い |
ダウ | レンジ | 上値重い | 下落 |
今週のファンダメンタルズ注目点
7月4日(月曜日)
米国休場(独立記念日)
15:30 CHF スイスCPI(消費者物価指数)
16:00 TRY トルコCPI(消費者物価指数) テクニカル指標で相場を分析
23:00 EUR ナーゲル・ドイツ連銀総裁発言
7月5日(火曜日)
00:00 EUR デギントスECB副総裁発言
10:45 CNY テクニカル指標で相場を分析 財新サービス業PMI
13:30 AUD RBA理事会・政策金利・声明文発表
16:50 EUR フランス総合・サービス業PMI
16:55 EUR テクニカル指標で相場を分析 ドイツ総合・サービス業PMI
17:00 EUR ユーロ圏総合・サービス業PMI
17:30 GBP 英総合・サービス業PMI
18:30 GBP 英中銀(BOE)金融安定報告書公表
19:00 GBP ベイリーBOE総裁発言
7月6日(水曜日)
01:30 GBP テンレイロBOE外部理事発言
16:00 テクニカル指標で相場を分析 EUR レーンECB専務理事兼主席エコノミスト発言
17:10 GBP ピルBOE主席エコノミスト発言
17:30 GBP 英建設業PMI
22:00 GBP カンリフBOE副総裁発言
22:00 USD ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁発言
22:45 USD 米総合・サービス業PMI
23:00 USD ISM非製造業景況指数
7月7日(木曜日)
03:00 USD FOMC議事要旨
18:45 EUR レーンECB専務理事主席エコノミスト発言 テクニカル指標で相場を分析
20:00 MXN メキシコCPI(消費者物価指数)
20:30 EUR ECB理事会議事要旨
21:15 USD ADP雇用統計
21:30 USD 米貿易収支・失業保険申請件数
21:30 CAD カナダ貿易収支
23:00 CAD カナダIveyPMI
7月8日(金曜日)
00:00 USD 原油在庫量
02:00 USD ウォラーFRB理事発言
02:00 USD ブラード・セントルイス連銀総裁発言
20:55 EUR ラガルドECB総裁発言
21:30 USD NFP雇用統計・失業率・平均時給
21:30 CAD カナダ雇用統計・失業率
7月9日(土曜日)
00:00 USD ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁発言
01:45 EUR ビルロワ・フランス中銀総裁発言
02:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント
10:30 CNY 中国CPI(消費者物価指数)
今週のファンダ分析のポイント
1)金融政策
豪州の政策は?
欧米の次回利上げは?
- RBA理事会に注目! テクニカル指標で相場を分析
- FOMC議事要旨に注目!
- ECB理事会議事要旨に注目!
5日13:30 RBA理事会
注目度:高い
織り込み度:0.5%利上げを8割、0.25%利上げを2割
バイアス:豪ドルの上値重たい
注目度 | 高い |
織り込み度 | 0.5%利上げを8割、0.25%利上げを2割 |
バイアス | 豪ドルの上値重たい |
ポイント:利上げ幅と声明文
先日のロウRBA総裁の発言で7月RBA理事会の利上げ幅0.5%を否定せず、先週発表された豪小売売上高は予想を上回る結果だったことからも0.5%利上げの可能性が高まっています。
今回の理事会で0.25%の利上げなのか、それとも 0.5%の利上げなのかに注目 です。
また、声明文で今後も強気の利上げを進めていくのか、豪州経済が大丈夫なのかに注目です。
RBAの利上げによって住宅ローンの支払いが経済の重しとなっているとの話もあります。 テクニカル指標で相場を分析
物価抑制を優先させるのか、住宅ローンなど経済に気を使うのか、声明文の内容に注目です。
7日03:00 FOMC議事要旨
先週のパウエルFRB議長の発言で1.0%利上げを否定しませんでした。
市場では7月FOMCで0.75%利上げを中心に織り込みが進み、0.5%利上げの可能性と1.0%利上げの可能性を探っています。
今週発表のFOMC議事要旨から7月FOMCのヒントが出てこないか注目です。
7日20:30 ECB理事会議事要旨
6月のECB理事会でAPP(資産購入プログラム)を終了し、7月の理事会で利上げを進めることがメインシナリオとなっています。
注目は利上げ幅が0.25%なのか、それとも0.5%なのかです。
議事要旨から7月利上げ幅についてのヒントがないかに注目です。
2)経済指標
- ISM非製造業景況指数に注目!
- 雇用統計に注目!
6日23:00 テクニカル指標で相場を分析 ISM非製造業景況指数
消費大国の米国で非製造業の景況感がどのくらいの数字が出てくるかで、7月FOMCの利上げ幅に影響があると思います。
底堅い数字が出てくると大幅利上げの可能性が高くなるのではないかと思っています。
ただ、反応としては大幅利上げの可能性が高まれば株安・リスクオフが進む可能性があるので、マーケットの反応にも注目です。
7日21:15 ADP雇用統計
8日21:30 NFP雇用統計
NFP雇用統計では雇用者数もですが、 テクニカル指標で相場を分析 平均時給に注目 です。
ADP雇用統計でも書いたように人件費の高騰が物価高の一因となっていることから、平均時給がどこまで伸びているのかに注目です。
8日21:30 カナダ雇用統計
カナダでは米国に続き利上げを進めています。
雇用状況がしっかりしていることが確認できれば、FRBに続き大幅利上げの可能性が高くなります。
雇用者数がどこまで伸びるかに注目です。
3)リスク要因
- 円安リスクに注目!
- 株安リスクに注目!
- 英政治リスクに注目!
円安リスク
ドル円で一時137円を付けるなど円安が止まりません。
日銀や政府関係者は口先介入していますが反応は限定的です。
株安リスクなどからリスクオフが進み円買いが出てきていますが、 リスクオフが後退する場面があれば再度一気に円安が進む可能性があるので注目 です。
また可能性はかなり低いと思いますが、日銀による政策変更などを匂わせる内容が出てきた場合は一気に円高が進む可能性があるので注意しておきたいと思います。
株安リスク
各中銀が引き締めを進めることで景気後退の可能性が高くなり、世界的に株安が進んでいます。
今週も議事要旨や経済指標、要人発言などから大幅利上げの可能性や景気後退懸念につながる内容が出てくると株価の大幅安が進みリスクオフが進む可能性があります。
世界的な株安、世界恐慌が意識されると大きくリスクオフに傾く可能性があるので、世界の株価とVIX指数には注意しておきたいと思います。
英政治リスク
今週は英国で重要指標が少ないことから、政治リスクによってポンドが動くのではないかと思っています。
英国ではEUとの北アイルランド議定書をめぐる対立が問題となっています。
議定書に関するヘッドラインが出てくるとポンド売りが進む可能性があるので注意しておきたいと思います。
また、ジョンソン首相の支持率低下や、スコットランド自治政府の独立を問う住民投票の盛り上がりもリスク要因として注意しておきたいと思います。
今週の通貨毎の分析
スタンス:買い目線
ポイント
・ISM非製造業景況指数
・FOMC議事要旨
・雇用統計
基本は買い目線。
貿易赤字による円安目線は継続。
注意するポイントとしては、 ISM非製造業景況指数やFOMC議事要旨、雇用統計など経済指標の結果に注目 。
予想を下回る結果が出てきた場合は、いったんドル売りが進むのではないかと注目しています。
また、政府や日銀などから口先介入などが出てきた場合は円買いが進む可能性がありますが、トレンドを変えるものではないので押し目のチャンスになると考えています。
ユーロドル
スタンス:売り目線
ポイント
・ECB理事会議事要旨
・雇用統計
スタンス:買い目線(円安要因で買い)
ポイント
・政治リスク
ポンドの方向感に乏しい展開。 テクニカル指標で相場を分析
ポンド円は円安要因で上昇するのではないか と考えています。
政治リスクとして北アイルランド議定書やスコットランド自治政府の独立住民投票、ボリス・ジョンソン首相の支持率低下などあります。
政治リスクが注目された場合はポンドが売られる可能性があります。
なので、ポンドドル(対ドル)でポンド売りの方が面白いのではないかと考えています。
政治リスクが注目され、リスクオフが進んだ場合はポンド売り・ドル買いが進むのではないかと考えています。
スタンス:買い目線
ポイント:ドル安・株価下落
各国中銀の過度な 引き締め政策により景気後退懸念と株価下落のリスク が出てきています。
リスクオフによる安全資産としてのゴールド需要が高まると考えています。
世界的な株価下落、世界恐慌という言葉がチラホラと聞こえてくることから、大きなリスクオフが進む可能性などからゴールドは底堅く推移し、リスクオフが進んだ場合はゴールドが上昇すると考えています。
✔️リスク要因との相関性
リスクオン相場 → ゴールド売り
リスクオフ相場 → ゴールド買い
「EAはいつか負けるが稼げる」、この結論が出てからEAを導入する為の環境作りに力を入れていました。 ポンドマン やっと環境が整った!! ポンドマンは今までEAを推奨する事は一度もありませんでした。 ✔️なぜ推奨していなかったのか? ✔️推奨して.
FOMC議事要旨に注目、FOMCは0.75%利上げは折り込み済か?
ラガルドECB総裁は
「7月にまず0.25%利上げする意向を再確認」「 インフレ抑制に必要な場合には、より踏み込んだ行動を取る用意が ある」など発言し、
ECBが検討している債券買い入れプログラムに ついては「ユーロ圏の利回り格差の無秩序な拡大を抑制する」 と表明、市場予想よりもハト派で欧州株価は底堅く推移。
パウエルFRB議長は「米経済は力強い状態にあり、 FRBは堅調な労働市場を維持しながらインフレを2%に戻すこと ができるが、ここ数カ月この任務は難しさを増している」 テクニカル指標で相場を分析 などと発言、FRBは景気よりも物価を優勢させると受け止められ、FRB による金融引き締め加速が景気悪化を招くとの懸念から米国株価指数は売りが進んだ。
7月の米連邦公開市場委員 会(FOMC)で0.75% の大幅利上げの可能性が意識される一方、日銀は大規模な金融緩和 策を維持するとの見方から、日米金融政策の方向性の違いに着目した円売り・ドル買 いが優勢となり、ドル円は 一時137.00円と1998年 9月以来約24年ぶりの高値を更新 。
米連邦準備理事会(FRB)が重 要視するPCEコアデフレーターも前年比4.7%上昇と前月の4 .9%上昇から減速し、予想の4.8%上昇を下回り米景気の減速懸念が高まると米株は売りが優 勢となり、6月米シカゴPMIが予想を下回ったことも相場の重 しとなり、ダウ平均は一時600ドル近く下落した。
今週の相場見通し
長期(1カ月〜3ヶ月) | 中期(~1ヶ月) | 短期(~1週間) | |
相場全体 | リスクオフ | リスクオフ | リスクオフ |
ドル円 | 底堅い | 底堅い | 上昇 |
ユーロドル | 上値重い | テクニカル指標で相場を分析 テクニカル指標で相場を分析上値重い | 上値重い |
ポンド円 | レンジ | レンジ | レンジ |
ゴールド | 上昇 | レンジ | 底堅い | テクニカル指標で相場を分析
ダウ | レンジ | 上値重い | 下落 |
今週のファンダメンタルズ注目点
7月4日(月曜日)
米国休場(独立記念日)
15:テクニカル指標で相場を分析 テクニカル指標で相場を分析 30 CHF スイスCPI(消費者物価指数)
16:00 TRY トルコCPI(消費者物価指数)
23:00 EUR テクニカル指標で相場を分析 ナーゲル・ドイツ連銀総裁発言
7月5日(火曜日)
00:00 EUR デギントスECB副総裁発言
10:45 CNY 財新サービス業PMI
13:30 テクニカル指標で相場を分析 AUD RBA理事会・政策金利・声明文発表
16:50 EUR フランス総合・サービス業PMI
16:55 EUR ドイツ総合・サービス業PMI
17:00 EUR ユーロ圏総合・サービス業PMI
17:30 GBP 英総合・サービス業PMI
18:30 GBP 英中銀(BOE)金融安定報告書公表
19:00 GBP ベイリーBOE総裁発言
7月6日(水曜日)
01:30 GBP テンレイロBOE外部理事発言
16:00 EUR レーンECB専務理事兼主席エコノミスト発言
17:10 GBP ピルBOE主席エコノミスト発言
17:30 GBP 英建設業PMI
22:00 GBP カンリフBOE副総裁発言
22:00 USD ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁発言
22:45 USD 米総合・サービス業PMI
23:00 USD ISM非製造業景況指数
7月7日(テクニカル指標で相場を分析 テクニカル指標で相場を分析 木曜日)
03:00 USD FOMC議事要旨
18:45 EUR レーンECB専務理事主席エコノミスト発言
20:00 MXN メキシコCPI(消費者物価指数)
20:30 EUR ECB理事会議事要旨
21:15 USD ADP雇用統計
21:テクニカル指標で相場を分析 30 USD 米貿易収支・失業保険申請件数
21:30 CAD カナダ貿易収支
23:00 CAD カナダIveyPMI
7月8日(金曜日) テクニカル指標で相場を分析
00:00 USD 原油在庫量
02:00 USD ウォラーFRB理事発言
02:00 USD ブラード・セントルイス連銀総裁発言
20:55 EUR ラガルドECB総裁発言
21:30 USD NFP雇用統計・失業率・平均時給
21:30 CAD カナダ雇用統計・失業率
7月9日(テクニカル指標で相場を分析 土曜日)
00:00 USD ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁発言
01:45 EUR ビルロワ・フランス中銀総裁発言
02:00 USD ベイカーヒューズ社リグカウント
10:30 CNY 中国CPI(消費者物価指数)
今週のファンダ分析のポイント
1)金融政策
豪州の政策は?
欧米の次回利上げは?
- RBA理事会に注目!
- FOMC議事要旨に注目!
- ECB理事会議事要旨に注目!
5日13:30 RBA理事会
注目度:高い
織り込み度:0.5%利上げを8割、0.25%利上げを2割
バイアス:豪ドルの上値重たい
注目度 | 高い |
織り込み度 | 0.5%利上げを8割、0.25%利上げを2割 |
バイアス | 豪ドルの上値重たい |
ポイント:利上げ幅と声明文 テクニカル指標で相場を分析
先日のロウRBA総裁の発言で7月RBA理事会の利上げ幅0.5%を否定せず、先週発表された豪小売売上高は予想を上回る結果だったことからも0.5%利上げの可能性が高まっています。
今回の理事会で0.25%の利上げなのか、それとも 0.5%の利上げなのかに注目 です。
また、声明文で今後も強気の利上げを進めていくのか、豪州経済が大丈夫なのかに注目です。
RBAの利上げによって住宅ローンの支払いが経済の重しとなっているとの話もあります。
物価抑制を優先させるのか、住宅ローンなど経済に気を使うのか、声明文の内容に注目です。
7日03:00 FOMC議事要旨
先週のパウエルFRB議長の発言で1.0%利上げを否定しませんでした。
市場では7月FOMCで0.75%利上げを中心に織り込みが進み、0.5%利上げの可能性と1.0%利上げの可能性を探っています。
今週発表のFOMC議事要旨から7月FOMCのヒントが出てこないか注目です。
7日20:30 ECB理事会議事要旨
6月のECB理事会でAPP(資産購入プログラム)を終了し、7月の理事会で利上げを進めることがメインシナリオとなっています。
注目は利上げ幅が0.25%なのか、それとも0.5%なのかです。
議事要旨から7月利上げ幅についてのヒントがないかに注目です。
2)経済指標
- ISM非製造業景況指数に注目!
- 雇用統計に注目!
6日23:00 ISM非製造業景況指数
消費大国の米国で非製造業の景況感がどのくらいの数字が出てくるかで、7月FOMCの利上げ幅に影響があると思います。
底堅い数字が出てくると大幅利上げの可能性が高くなるのではないかと思っています。
ただ、反応としては大幅利上げの可能性が高まれば株安・リスクオフが進む可能性があるので、マーケットの反応にも注目です。
7日21:15 ADP雇用統計
8日21:30 NFP雇用統計
NFP雇用統計では雇用者数もですが、 平均時給に注目 です。
ADP雇用統計でも書いたように人件費の高騰が物価高の一因となっていることから、平均時給がどこまで伸びているのかに注目です。
8日21:30 カナダ雇用統計
カナダでは米国に続き利上げを進めています。
雇用状況がしっかりしていることが確認できれば、FRBに続き大幅利上げの可能性が高くなります。
雇用者数がどこまで伸びるかに注目です。
3)リスク要因
- 円安リスクに注目!
- 株安リスクに注目!
- 英政治リスクに注目!
円安リスク
ドル円で一時137円を付けるなど円安が止まりません。 テクニカル指標で相場を分析 テクニカル指標で相場を分析
日銀や政府関係者は口先介入していますが反応は限定的です。
株安リスクなどからリスクオフが進み円買いが出てきていますが、 リスクオフが後退する場面があれば再度一気に円安が進む可能性があるので注目 です。
また可能性はかなり低いと思いますが、日銀による政策変更などを匂わせる内容が出てきた場合は一気に円高が進む可能性があるので注意しておきたいと思います。
株安リスク
各中銀が引き締めを進めることで景気後退の可能性が高くなり、世界的に株安が進んでいます。
今週も議事要旨や経済指標、要人発言などから大幅利上げの可能性や景気後退懸念につながる内容が出てくると株価の大幅安が進みリスクオフが進む可能性があります。
世界的な株安、世界恐慌が意識されると大きくリスクオフに傾く可能性があるので、世界の株価とVIX指数には注意しておきたいと思います。
英政治リスク
今週は英国で重要指標が少ないことから、政治リスクによってポンドが動くのではないかと思っています。
英国ではEUとの北アイルランド議定書をめぐる対立が問題となっています。
議定書に関するヘッドラインが出てくるとポンド売りが進む可能性があるので注意しておきたいと思います。
また、ジョンソン首相の支持率低下や、スコットランド自治政府の独立を問う住民投票の盛り上がりもリスク要因として注意しておきたいと思います。
今週の通貨毎の分析
スタンス:買い目線
ポイント
・ISM非製造業景況指数
・FOMC議事要旨
・雇用統計
基本は買い目線。
貿易赤字による円安目線は継続。
注意するポイントとしては、 ISM非製造業景況指数やFOMC議事要旨、雇用統計など経済指標の結果に注目 。
予想を下回る結果が出てきた場合は、いったんドル売りが進むのではないかと注目しています。
また、政府や日銀などから口先介入などが出てきた場合は円買いが進む可能性がありますが、トレンドを変えるものではないので押し目のチャンスになると考えています。
ユーロドル
スタンス:売り目線
ポイント
・ECB理事会議事要旨
・雇用統計
スタンス:買い目線(円安要因で買い)
ポイント
・政治リスク
ポンドの方向感に乏しい展開。
ポンド円は円安要因で上昇するのではないか と考えています。
政治リスクとして北アイルランド議定書やスコットランド自治政府の独立住民投票、ボリス・ジョンソン首相の支持率低下などあります。 テクニカル指標で相場を分析
政治リスクが注目された場合はポンドが売られる可能性があります。
なので、ポンドドル(対ドル)でポンド売りの方が面白いのではないかと考えています。
政治リスクが注目され、リスクオフが進んだ場合はポンド売り・ドル買いが進むのではないかと考えています。
スタンス:買い目線
ポイント:ドル安・株価下落
各国中銀の過度な 引き締め政策により景気後退懸念と株価下落のリスク が出てきています。
リスクオフによる安全資産としてのゴールド需要が高まると考えています。
世界的な株価下落、世界恐慌という言葉がチラホラと聞こえてくることから、大きなリスクオフが進む可能性などからゴールドは底堅く推移し、リスクオフが進んだ場合はゴールドが上昇すると考えています。
✔️リスク要因との相関性
リスクオン相場 → ゴールド売り
リスクオフ相場 → ゴールド買い
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ROCの見方・使い方【テクニカル指標・オシレーター系】
テクニカル指標・チャート分析
ROCとは?
ROC(Rate Of Change)は、モメンタムの修正版となるテクニカル指標です。
ROCの計算式
ROCの場合は、「(当日の終値 - n日前の終値) ÷ n日前の終値 × 100(%)」となります。
ROCの見方と使い方を知ろう!
- ROCが100より上なら強気相場。 テクニカル指標で相場を分析
- ROCが100より下なら弱気相場。
- 上昇トレンドで100を上抜いたら、買いサイン。
- 下降トレンドで100を下抜いたら、売りサイン。
- 100より上で上昇していれば、上昇の継続を示唆する。
- 100より下で下降していれば、下落の継続を示唆する。
ROCの反転で、売買タイミングを探る
参考チャート:[米ドル/円 1時間足 2016年5月] このように、反転をエントリーや利食いのポイントにすることもできます。
ROCのダイバージェンス
参考チャート:[米ドル/円 日足 2015年11月〜2016年2月頃]
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