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【投資に役立つ知識】マンガでわかる投資信託入門⑧~購入前にチェックすべきポイント~
お金
今回は、 『マンガでわかる投資信託入門』 の内容紹介と投資信託の購入前に知っておくべきポイントについて本書に書かれていることをまとめたいと思います。
価格: 1,430円
(2022/2/16 16:41時点)
投資信託で役立つ知識とテクニックについて3回に分けて紹介していきます。
投資信託をこれから始める人にも、すでに始めている人にも、見ていただきたい内容となっているのでぜひ最後まで読んでみてください!
スポット(一括)で買う?積み立てで買う?
投資信託の買い方には スポット(一括) と 投資に役立つ数字の読み方を知ろう 積み立て の2つがありました。
ここでは、どんな人がスポットで購入し、どんな人が積立で購入するべきか本書に書かれていたことを紹介したいと思います。
定期預金を投資信託に切り替えるなど、まとまった額で購入する場合はスポットで1度に買うことになるでしょう。
まとまった額の預金もなくこれから、ゼロから資産づくりをすると言う人は初めから積み立てで買うのが良いでしょう。
積み立てのメリットとして、一度、積み立ての設定をしてしまえば、忘れていても自動的に積み立ててくれる点が挙げられます。
また、給料が振り込まれる預金口座等から引き落とし設定にしておけば買い付け余力(買うことができる上限額)への不安もありません。
【2022年版】半導体関連銘柄の決算書の読み方
AMDやインテルが作る半導体は勿論個人が使うパソコンにも搭載されているが、大きな収益源は、これまた最先端技術を競い合うクラウド・プロバイダーなどのデータセンターだ。その運営者はアマゾンドットコム(AMZN)、マイクロソフト(MSFT)、アルファベット(GOOGL)などだが、AIという用途については、そこにエヌビディア(NVDA)のGPUなどが覇権争いに加わってくる。そうした業界の流れは、個社の決算資料からだけでは中々読み取れない。ましてや財務諸表だけでは技術の流れなどは全く理解出来ない。
例えば下記は同じくAMDの同じ決算に関わるプレスリリースに掲載されている数値だ。見るべきはNon-GAAPの数値だが、正直なところ、
突然1期分や2期分の決算発表に関わる資料を読んだところで、そのひとつひとつの数字が出来上がった背景事由までを理解するのは難しい
だろう。見るべき資料は同時に公開されるプレゼンテーション資料の方だ。
曲者は「市場予想」という摩訶不思議な数値
ただ昨今、決算発表に絡む株価の動きで、まず最も曲者と思われるのは「市場予想」なる摩訶不思議な数値だ。常にこれがピタリと当たっているのならば良いのだが、毎回「勝った」「負けた」が繰り広げられる。つまりよく外れるということだ。そして地合いが悪い時にともなると、少々「負けた」だけで、「アフターマーケット」と呼ばれる時間外取引で大きく株価が叩き売られたりするようになった。企業価値の分析がそれで出来ているのかは甚だ疑問でもある。
ファンドマネージャーとしての運用経験から言わせて貰えば、決算発表のプレスリリースを聞いて即座に売り叩いたり、買い上げたりする投資判断は、通常の長期の投資家はしない。というよりも出来ない。決算の数値を確認し、CEOとCFOのプレゼンテーションを確認し、自らの予想数値などと付き合わせたり、投資判断の源となっている根源的な着眼点でのエラーが無いかなどを確認する時間が必要だ。
ならば、あの脊髄反射のような素早さで買いや売りを繰り出してくるのは誰かと言えば、恐らく「ヘッジファンド」などの「プログラミング売買」だろう。デイトレーダーの人達でもプログラム売買の手法は使われている。予め何某かの市場予想なる数値を入力しておいて、数値発表と同時に自動的に発注を出すシステム(プログラム)ぐらいは今や簡単に組めるのだ。そして少ない利幅でも取れれば即座に反対売買をするという寸法だ。
実はそうした取引スタイルがまん延しているからか、昨今のヘッジファンドは押しなべてパフォーマンスが悪い。悪いからこそ、更に窮余の一策として無理をするという悪循環に陥っているかに見える。ただ残念ながら、それが暫しの間、市場全体のモメンタムを生み出すことがあり、現下のように地合いの悪い時は、正に「嘘から出た真」のような事態が暫く続く。問題は、長期投資家、ファンダメンタル重視の投資家がその短期的な需給による状況悪化にどこまで耐えられるかだ。
マイクロンテクノロジー(MU)の四半期決算をどう受け止めるか
今最もホットな決算発表だったものと言えば、メモリー半導体の大手、マイクロンテクノロジー(MU)が2022年6月30日に発表した四半期決算だ。2022年7月4日号の「プレミアム・レポート」に掲載した内容から、一部抜粋をご紹介しよう。
「最強の収益力とフリーキャッシュフローと共に過去最高の四半期収益を実現しました。また自動車、産業、ネットワーク市場、およびデータセンターとクライアントの両方のSSDで収益記録を達成しました。NAND事業は過去最高の四半期収益を達成し、エンベデッドビジネスユニットとストレージビジネスユニットのNAND収益も過去最高を記録しました」
「当社の1アルファDRAMおよび176層NANDランプは、業界内で数四半期先行しています」
「中国でのサプライチェーンの課題とCOVID-19対策にもかかわらず、これらの優れた結果を齎らすことが出来ました」
半導体業界の動向見立て
「CY2022年における業界全体のビット需要の伸びに対する私たちの期待は、前回の決算発表時に比べるとやや緩和(moderate)しています。第3四半期(3-5月期)末近くには、主にPCやスマートフォンなどのコンシューマー市場における最終需要の弱さが原因で、短期的な業界ビット需要が大幅に減少しました。これらの市場は中国での個人消費の弱さ、ロシア・ウクライナ戦争、そして世界中でのインフレの上昇の影響を受けています。中国でのCOVID-19対策は、一部の顧客にとってサプライチェーンの課題を悪化させ、マクロ経済環境も特定の顧客の間で注意を喚起しています。主にPCとスマートフォンのいくつかの顧客が在庫を調整しており、これらの調整は主に2022年の後半に行われると予想しています」
「モバイル、PC、および消費者市場の最終需要は弱まっていますが、クラウド、ネットワーキング、自動車、および産業市場は回復力を示しています。短期的な需要の弱さにもかかわらず、長期的な需要の傾向は依然として強く、長期的なDRAMおよびNANDビット需要のCAGRに対する私たちの見方は以前の予想から変わっていません。」
この一時的であろう消費者の需要低下をどう投資家として判断し、価格変動の中で次なる投資行動を起こすか
と言うことだ。また当然にして、このマイクロンテクノロジー(MU)の決算に絡む業界の横串をどのように刺すことが出来るかが、正に「半導体関連銘柄の決算書の読み方」の肝の部分となる。
3年間で変わったものを思い出し、この先を読む
がある。出来れば市場データなどを日々記録することなども、人間の頭脳というとてつもないAIにディープラーニングさせる最良の方法だと思われるのだが、それはバックデートで何があったかなど記憶を再生する時に大いに役立つものだ。時々、「過去データが必要な時は、ネットからダウンロードすれば良い」と嘯く御仁がいるが、それでは「どこかでこの数値は見たぞ」という閃きのきっかけは起こらない。
2019年と言えば、まだまだ新型コロナウイルスなど聞いたことも無い存在であり、米国大統領は共和党トランプ大統領だった時代。Huawei問題などで米国と中国が厳しく睨み合いを始めた頃だ。当時は、リモート・ワークという概念は未だなく、誰もがオフィスに通い「通勤なんて、痛勤だから、どこでもドアが欲しい」と思っていた時代だ。
それも今では相当に状況は変わった。昨今では「ハイブリッド・ワーカー・ネイティブ世代」或いは「リモート・ワーク・ネイティブ世代」と呼ばれる人たちまで誕生し、既に3年生になっている。テキストベースではなく、動画も使ったSNSでのコミュニケーションが日常の彼らにとって、「顔を会わせなければ仕事の良いアイデアは浮かばない」というのは、正に古典の世界だ。正にITリテラシーの違いなのだが、これが正に働き方改革だ。「ZOOMで、teamsで打合せしましょう」というのは日常の光景になった。
株式投資の大前提は「未来予測」。どんな投資家だって、終わった期の決算内容を見て「これは成長しそうな会社だ」とは判断しない。その
決算内容と、来期予想、ガイダンスが整合的であるかを判断して投資を行う。
仮にインテルが「今期から3nmの大量生産を始めます」と言って、それに基づくお絵描きのようなガイダンスを発表しても、誰もが「Pardon?」とぽっかりと大きな口を開けて聞き返すだろう。それはロードマップがジャンプするからだ。
ここで何を考えるべきかと言えば、この時代の変化のベクトルの向こうは、どう繋がっていくかを想像することだ。今の中高年でも、若い頃、携帯電話不要論を唱える当時の中高年を「時代について行っていない」と困惑したことは覚えているだろう。これからも次から次へと次世代が時代を変えていく。その流れについていけるか、オールドファッションに固執するかは投資家個々の判断であり、自己責任だろう。
半導体を作るにはたくさんの製造装置が必要だ
半導体製造の各過程を担う企業が言っている話が、整合的であるかどうかをチェックする
具体的には、半導体メーカー(インテル、AMD、エヌビディア、Samsung、クアルコムなど)の言っている話と、半導体製造装置メーカー(アプライドマテリアルズ、ASML、東京エレクトロン、スクリーンなどなど)が言っている話が整合的であるか。最近はTSMCなどのファンダリー(製造請負)の話も突き合わせる必要がある。さらに言えば、ウェハーは信越化学とSUMCOで世界の大勢を握っているので、それらも大事だ。余裕があるならば、フォトレジストなどの材料企業も見ると良い。
なぜ、AMDやエヌビディアが抜きん出た存在になれたかというと、その一つの理由が彼らが半導体製造工場を持たないIP企業であり、その製造請負をファンダリーの雄、TSMCが行っているからだ。元々は製造プロセスに付加価値は無いと言われて、製造工程が分離された歴史があるが、今やTSMCが居なければ最先端微細加工の半導体は量産出来ない。Samsungでさえ、漸く3nmで量産出来ると言ったが、まだ信頼されていない。ならば何故、TSMCが最先端製造を出来るかと言えば、これがまた超最先端の露光装置であるオランダASML社が作るEUV露光装置をTSMCが使えるからだ。以前は日本のニコンやキャノンも露光装置では頑張っていたが、EUVがトレンドになった段階で脱落した。実はインテルとニコンの連合が強かったという思い出話もあるが、だからインテルも時代に遅れてしまった。
こうした製造装置メーカーの開発動向、そして受注動向や受注残などから、実質的な需要動向を見極めることが出来る。
であり、個社の財務諸表を見るだけでは恐らく何の分析にもならない。BS/PLなど財務諸表を読み解くことは重要だが、それに精通するまでには幾ばくかの苦労が必要だ。それよりも、決算資料として提示されるプレゼンテーション・マテリアルを読み、業界の複数社の動向から裏を取り、それが大きなビジネストレンドや技術ロードマップと整合的なものであるかを読み取ることが近道だ。
仮に短期的にエンドマーケットで多少の需要変動があったとしても、逆に技術ロードマップから遅れることは、巨人インテルでさえ苦労している現状への迷い道となる。だからこそ、大きな流れを読み解くことが半導体関連銘柄の決算書を読み解く上では重要だ。
その意味では、エヌビディアのJansen CEOも、ソフトバンクグループの孫会長も口を合わせるように、AIを核にした大きな時代の流れはまだまだ始まったばかりであり、そのポテンシャルは計り知れない。そして現在は「クルマが走るデータセンタ化していく」(アプライドマテリアルズのゲイリー・E・ディッカーソンCEO)という新しい流れも加わっていることも大きなこれからの投資の為のヒントとなるだろう。
編集部後記
- part1:半導体関連銘柄の決算書の読み方(前編:半導体産業の全体像、半導体の製造プロセスを整理)
- part2:半導体関連銘柄の決算書の読み方(後編:決算資料の見方)
- part3:半導体関連銘柄の決算関係資料を読む(川上及び前工程編)
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「成長性」や「安全性」がわかる! 転職先を見極める「決算書」の読み解き方
「キャッシュフロー計算書」は、売上や儲けを出すための「営業活動」と事業を大きくするための「投資活動」、お金が足りなくなったときに調達したり調達したお金を返したりする「財務活動」の詳細を表すもの。簡単にいえば、現金の出入りがわかります。佐伯氏曰く「キャッシュフロー計算書は、血液検査の結果。お金は会社の血液。体で十分な血液が作られないまま筋トレ(投資)しつづけると失血死、つまり倒産することさえあり得ます」。
初心者は決算短信から情報をゲット。「スタートトゥデイ」で検証してみた
佐伯氏の説明で決算書の大枠は想像できましたが、それでもまだ難しいと感じているあなた。そんなときに役立つのが「決算短信」です。正式な決算書( 有価証券報告書 )は決算日から3カ月以内に発表されるのですが、「決算短信」は決算時の発表内容を速報的にまとめたもの。財務諸表に値するものがコンパクトにまとめてあり、投資家も参考資料にしています。「初心者なら、決算短信から会社を読み解くのがオススメ」と佐伯氏も語ります。
では、ここからは実際の企業の決算短信を見ながら、どのような会社が転職に向いているかを見極めていきます。今回取り上げるのは、洋服のオンラインショッピングサイト『ZOZOTOWN』を運営する『スタートトゥデイ』の決算短信です。この会社で、「成長性」「収益性」「安全性」を見ていくことにしましょう。
成長性を見るには、まずは売上高と伸び率を確認
まずは「成長性」ですが、これは決算短信の「連結経営成績」にある「売上高」をみます。決算書でいえば「損益計算書」に記載されている部分。
Screenshot: ライフハッカー[日本版]編集部 via スタートトゥデイ
平成29年3月期は763億9300万円で対前期増減率は+40.4%。30年3月期は984億3200万円で対前期増減率は+28.8%。対前期増減率とは、簡単にいえば、前年よりもどれだけ成長したか。40.4%、28.8%とはなんだかスゴそうですが…。
ちなみに、決算短信は東京証券取引所が定めるフォーマットで書かれているので、比較も簡単。『ユニクロ』を運営する『ファーストリテイリング』の決算短信をみると、平成29年8月期の売上は1兆8619億1700万円、対前期増減率は4.2%。売上は『スタートトゥデイ』の約20倍ですが、成長率は1/7。成長フェーズが異なるので単純に比較はできませんが、会社が成長しているダイナミズムを求めて転職するなら、『スタートトゥデイ』のほうに分がありそうです。
成長には質も重要。いい成長を見極めるには営業利益が必見
ここで、「成長の質も大切。確認をしておきたいのが『営業利益』です」と佐伯氏からアドバイス。『スタートトゥデイ』の営業利益の対前期増減率は、平成29年3月期は48.0%、平成30年3月期は24.3%。これは、売上高の対前期増減率とほぼ同じです。
佐伯氏によると「もし、売上高の対前期増減率は伸びているのに、営業利益の対前期増減率が伸びていなかったら、売上が利益につながっていないということ。これはバランスが悪い成長なので注意が必要」とのこと。そういった意味でも、『スタートトゥデイ』は、バランスが取れた成長をしているといっていいでしょう。
そこで、先ほどの『ファーストリテイリング』と比較したところ、平成29年度8月期の営業利益率は9.5%、スタートトゥデイの平成30年度3月期の営業利益率は33.2%でした。
営業利益と並んで確認しておきたい総資産
成長の質には、営業利益とともに重要な指標があります。それが、「総資産」です。佐伯氏は「営業利益は会社の運動性能。総資産は体つきそのものです。体が大きくなっているのに運動性能が上がっていないのは、質の良い成長とはいえません」と語ります。それをみるのが「連結財政状態」にある「総資産」。
Screenshot: ライフハッカー[日本版]編集部 via スタートトゥデイ
『スタートトゥデイ』の平成29年3月期の総資産は557億2000万円、これが、平成30年3月期には707億1800万円になっています。1年で約27%総資産が増えた計算で、売上高や営業利益とほぼ同じ割合。
「バランスがいい成長です。賃借対照表をさらに深読みすれば、現金が増えたのか、設備が増えたのか、体つきの内容まで深掘りすることができます」と佐伯氏。もっとも簡単に体つきをみるには、自己資本比率を確認。自己資本比率は、すべての資産のうち、どれだけ借金でなく自分のお金でまかなっているかを表す数字。ここの数字が大きければ、すぐには倒れない骨太の体といっていいでしょう。
現金がなければ、増収増益でも倒産することがある
最後の成長の質の見極めは、現金がどれだけ増えたか。佐伯氏によると、「売上があって利益が出ていても、キャッシュを生んでいない、現金が増えていない企業は意外と多い。増収増益でも倒産するケースもある」のだとか。
そこで確認しておきたいのが、「連結キャッシュフローの状況」です。これは「営業活動によるキャッシュ・フロー」「投資活動によるキャッシュフロー」「財務活動によるキャッシュフロー」にわかれています。
Screenshot: ライフハッカー[日本版]編集部 via スタートトゥデイ
「営業活動によるキャッシュフロー(営業CF)」は、どれだけ本業でお金を生み出しているのか 。
「投資活動によるキャッシュフロー(投資CF)」は、どれだけ投資にお金を掛けているのか。
「財務活動によるキャッシュフロー(財務CF)」は、どれだけ借金したり返済したりしているのか。
『スタートトゥデイ』の場合、平成30年3月期の「営業活動によるキャッシュフロー」は198億8200万円。純利益は201億5600万円なので、しっかりと本業で稼いでいるといえるでしょう。
また、平成30年3月期の「投資活動によるキャッシュフロー」は、マイナス82億1900万円。これは、成長に向けた研究や設備投資にお金を支払っているとうこと。そして、平成30年3月期の「財務活動によるキャッシュフロー」はマイナス92億1500万円で借金を返済していることがわかります。
このように「成長性」がわかれば、「収益性」も「安定性」も自ずとわかってきます。例えば「収益性」は成長の質の項でみた「営業利益率」で、「安全性」は自己資本率から判断することができます。
決算書を読めば、もっとその会社のことを知りたくなる。
余談ですが、収益性が良くても、社員に還元されていなけば給料は上がりません。これを確認するには、「損益計算書」にある「給料及び手当」をみてみましょう。『スタートトゥデイ』の場合、「給与及び手当」は62億3600万円。労働分配率(営業利益に対して、給与が占める割合)を計算するには、「人件費 投資に役立つ数字の読み方を知ろう 投資に役立つ数字の読み方を知ろう ÷ 付加価値 ×100」という数式が用いられますが、簡易的には、 「人件費÷(営業利益+人件費)×100」 でわかります。『スタートトゥデイ』の場合は、労働分配率は約16%(=62億円÷388億円×100)です。
同じ業界でみるとファーストリテイリングの分配率は約65%、オンワード樫山は約90%以上。一見、高いといいように見えますが、成長や総資産を厚くするために資金を回すことができず、高すぎるとそれはそれで事業に伸び代がないとも言えそうです。
決算書をみると、成長の背景やお金の使い方など、数字だけでは見えてこないことが気になり、知りたくなるはず。その疑問を調べると、さらにその会社を深く知ることができます。決算書の読み方の基本を抑えておけば転職したあとの企業研究にも役立つので、一度挑戦してみてはどうでしょうか。
買い気配とは?気配値の読み方と株の値動きを察知する方法
気配値とはどういうものか、はじめに解説させていただきます。
気配値(板)とは
気配値と板は同じものと考えて問題ありませんので、呼びやすいほうを呼ぶと良いでしょう。
気配値に表示されるのは指値注文のみ
あくまで例外ですので、基本的な使い方としてはやはり指値注文を見ることになるでしょう。
買い気配・売り気配とは
これを「特別気配」と呼び、気配値に「特」や「S」などのサインが買い・売りのどちらかに表示されます。
気配値には「厚さ」がある
よって、買い板が厚ければ上昇傾向にあり、反対に売り板が厚ければ下落傾向にあると考えることが可能です。
気配値(板)の読み方を解説!
気配値の読み方を知っていればトレードの快適度が劇的に上がりますので、ぜひマスターしましょう!
気配値の基本的な読み方を知ろう
先述したとおり、数の多いほうが勢いがあるので、気配値を見た時点でどちらが強いかをすぐに把握できます。
希望価格の一致で売買が成立
①買い手が521円に指値注文する
②売り手と買い手がどちらも520円に指値注文する
③売り手が519円に指値注文する
ただし、後述する状態であるときは例外的に成行注文を入れられる場合があります。
板の厚いときは指値注文が通りにくい
板が厚い状態は「防御が高い」とも言われており、お互いに厚いと膠着してしまうため、それを防ぐためにどちらかが攻めの成行注文を入れるパターンがあるわけです。
合わせて覚えておきたい気配値の読み方
実際に気配値を練習しながら、ぜひ参考にしてくださいね。
気配値に表示される文字
気配値の文字「特」の意味
気配値の文字「前」の意味
気配値の文字「S」の意味
ただし、ストップ高・ストップ安は途中で「はがれ」となる場合があるため、その一日内はずっと制限されていると考えるのは禁物です。
気配値は損切りの判断にも役立つ
ブレイクした瞬間がわかりやすいので、気配値の初心者におすすめといえるのです。
「フル板」でハイレベルな読みを実現
以上の特徴から、気配値をメインにトレードをしたい方にとっては、フル板はまず間違いなく大きな貢献をしてくれるツールといえるでしょう。
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